インプラントが失敗する理由 古い

インプラントも、残念ながら失敗例というものがあります。
ですが、その一つ一つには理由があり、原因不明の失敗というものはあまりありません。つまりは、その殆どはきちんと意識して対処していく事で防げるものなのです。

では、どういった例があり、どういう対処で防げるのでしょうか。

全体の診査、診断、治療計画の失敗

全体の診査、診断、治療計画の失敗 噛み合わせや歯の位置を考慮して全体的なプランニングを行うのが治療計画です。

インプラントは、ただ歯を抜いてそこに埋め込めばよいという話ではないのです。
どの歯がどういった形になっていくのか、口内がどう変化していくのか、それらを予測した上でインプラントのポジショニングを行います。

非常に難しいですが、将来的な予測を立ててインプラントを行わないと、例えばインプラントを増やすといった状況になった時、インプラントとインプラントがきちんと隣り合わなかったり繋がらなかったりしてしまいます。
 

インプラントプランニングの失敗

インプラントプランニングの失敗 上記の治療計画をより細分化させ、インプラント周辺を特に予測・計画するのがインプラントプランニングです。

インプラントは一旦入れてしまうと動かせないので、これが上手くいっていないと、周囲の歯が駄目になってしまってインプラントが取り残されてしまったりしてしまいます。こうなってしまえば、上部構造を取ってしまってインプラントを眠らせてしまう他なくなってしまいます。

こういった後始末をしないために、入念なプランニングを立てるのです。
 

インプラント埋入時のトラブル

インプラントを埋め込む際に施すドリルでの失敗で、顎の骨を突き抜けてしまったり神経を傷つけてしまったりといったトラブルがあります。

しかしこれらはミスというよりは意識の問題で、普通は有り得ない事です。
当院に限らず、他の歯医者でもまず有り得ません。

骨結合(オストインテグレーション)しない

骨結合とは、埋め込んだインプラントがしっかり顎の骨にくっつく事を言い、これが出来ていないという事はインプラントが固定されていないという事になります。

しかし臨床データではおおよそ95%〜98%の確率では結合すると導き出されていますので、過度のご心配は無用かと思われます。ただ、残りの5%〜2%の不具合に関しましては原因も不明ですので、留意が必要です。

軟組織不足

歯肉は年齢とともに下がって来ます。

そこで問題となって来るのがインプラントを行う際の歯肉の量で、これが不足していると当然見た目は悪くなります。そこで事前に歯肉を増やしたり引き上げたりする処置を行うのですが、これはインプラントを行った後に継ぎ足す事は出来ません。

必ず前準備として処置する必要が有るのです。
ここを考えずにインプラントを行うと、失敗する可能性が高くなります。インプラントは審美性(見た目の綺麗さ)も重要ですから、考慮しないでインプラントを行う訳にはいきません。

上部構造のトラブル

使用している内にインプラントの上部構造(人工歯)が劣化して壊れてしまうトラブルです。

しかし、こればかりは仕方の無い事なのです。
物を噛んでいると必ずインプラントにも負荷がかかってしまいますが、インプラントを使わないように物を噛んでしまうのでは本末転倒です。ですから、ここは消耗品と割り切って考えていただければ幸いです。

予後メンテナンスの重要性

予後メンテナンスの重要性 上記の上部構造のトラブルとも関係が有る事ですが、やはりインプラントを入れたら入れっ放しではなく、定期的にメンテナンスに来られる事をお奨め致します。

それによってインプラントの劣化具合も確認出来ますし、噛み合わせ等によって状況がどう変わって来ているのか、どういったトラブルの芽が有るのかも診る事が出来ます。
また、インプラントの事をきっかけに口内全体のチェックをするというのも悪い事ではありません。まずは4ヶ月に1回、そこから問題がないようであれば半年に1回、そうしたペースでも良いので来ていただけたらと思います。
 
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